「…未紗は産みたい?」

「…うん。私は、この子を産みたいよ。」

「…そっか。」

「あっくんは、産んで欲しくない?堕ろして欲しい…?」

「俺は…産んで欲しいよ。でも、未紗まだ16だし…。体とか大丈夫なのか?危険すぎる…。俺は、未紗を手放したくないから。」

「私は大丈夫だよ。この子を産ませてください!」

そう言い、私は頭を下げた。

「…。未紗、俺たちの子供を産んでください!」

「あっくんっ!ありがとう…」

「はいはい。泣かないよ~。ママがないちゃダメでしょ~!」

そう言い、あっくんは私の頭を撫でた。