そんなことを考えながら、準備を していると、開店時間は あっという間にやって来て。 私は店の暖簾を手に外へ出て、 意外な人物とはち合わせてしまった。 「あ・・・・・いらっしゃいませ」 「・・・どうも」 背の高い彼は、暖簾をかけるフック よりも上から私を見下ろして、 照れたように笑うと、軽く頭を下げた。 「まだ早かったですかね」