それでいいの?と、思ったけれど。 「俺も同じの」 続けるように言って、彼は女の子の手から メニューを取るとテーブルの端へと戻した。 「あ、すみ」 女の子は言いかけて、 「ありがとうございます」 言いなおした。 そんな女の子を見て、 彼は笑うように目を細める。 優しく、やわらかく。 まるで、猫好きが猫を見るように。