涙の滲む目をまばたきさせる間に、 卓也はいつの間にか、 背中を向けて道の向こうを見ていた。 「あの店のラーメン、うまかった。 今度はみんなで一緒に行こうよ」 ちょっとだけ長い卓也の言葉に、 溢れだしてしまった涙を覆った両手で 受けながら、私は頷いた。 「うん・・・うん、そうね」