「洋子さん、あの人って・・・ 店長のお知り合いなんですか?」 あまり深く考えもせずに、 そう切り出していた。 今日の私は、なんだか大胆。 いつもなら、首をかしげるだけで 口にすることなんて、できないのに。 「ああ、ヒデちゃんのこと?」 片づけものをしていた洋子さんを 手伝うのを口実に奥の座敷へ行くと、 洋子さんはカウンターを振り返って、 ニヤリと笑った。