水の入ったコップを置くと、彼は にこりと微笑んでBランチを指差す。 「B定ひとつ」 カウンターの向こうに声をかけると、 店長は短く返事をして、彼を見た。 「今日は仕事じゃないのか」 「ヤボ用でね」 肩をすくめるようにして答えた彼に、 店長は一瞬、何か言いたそうな 表情を浮かべたけれど。 思いなおしたのか、 顎を引き締め、鍋を振りだした。