店を出ると道の反対側に迎えの車が停まっていた


「じゃあな」



「ああ、今度奥さん紹介しろよ」


雄太の一言には何も答えず道路を反対側に横切った



「賢治が恋ね…」


雄太は遠くなる賢治の背中を見ながら呟き歩き出した