華と俺を繋ぐ唯一


俺が見つけた穏やかな居場所を、こんな紙切れ一枚に簡単に奪われるなんて…


どうすればいい…


本当の事を言えば、きっと華は離れていくだろう


落ち着いて最善策を考えようとするも頭が悪い方向にしか働かない


しばらくすると社長室のドアがノックされた


俺は思わず紙切れを隠すようにデスクの奥にしまい鍵を掛けた


今はただ知られずやり過ごそうと…