リビングに戻りコーヒーを淹れると華は正座をし言いにくそうに


「あの…」

と俺の顔色を伺ってきた



「何?」



「結婚するにあたりお願いがあるんですが…

結婚の事は会社に伏せ今の仕事続けさせて頂けないでしょうか」




華にとって俺との結婚とは何なんだろうか…


俺にとって華との結婚とは何なんだろうか…




「いいよ…、その代わり夜の仕事は早急に辞める事

お互いプライベートは干渉しない事」



俺はそんな一言しか言えなかった…