「ここがキッチンで、ここが風呂 ―― 」



俺が部屋の説明をしている最中も華はうわの空



「お前聞いてるの?」



不機嫌そうに聞くと華は怯えたように謝る



俺は淡々と部屋の説明をしていく



「で、ここが寝室」



さすがにベッドが1つしかない寝室を案内すると華は全力で嫌がった




「何を期待してるのか知らないけど俺、女に不自由してないから」


そんな華を無視し俺は寝室を出た



後ろの華の顔が目に浮かぶ



たった2日だが思っている事が顔に出る華は見て飽きなかった