最悪な事って続く時は…ドミノ倒しのように続いてくるもので…次の日、泣きはらした目を化粧で厚く隠し出社した私を…さける人の群れ。
「御曹司を…たぶらかしたんですってぇ!」
「この不景気によくやるわよね―!」
「うちの会社が倒産したらどーするのよ!」
…とにかくまず女子社員の妬みの避難囂々をくらって出社のタイムカードを通す…。
職場についた私は…自分のデスクに座る事なく…専務がにこりと笑い常務室に手招きした。
「いやあ…。
ほんと…君のような部下を失うのはほんとに…残念なんだけどね…!
申し訳ないね…。」
常務室で待ち受けていたのは…ひきつった笑顔で…会社の事情でリストラ宣告…。
はれて…今日づけで会社をお払い箱になった私は…荷物を片付けるため職場に戻った。
「成美さんがいなくなるなんて…オレ考えられません!
よかったらこれ…!」
「ありがとう…。
みんな…元気でね…。」
「成美さん!
いつでも相談乗りますから!」
職場の後輩…男子職員の方々から連絡先を渡されて私は…会社をあとにする。

