「じゃあ…。
宗大がここに…私を連れてきてくれたの?」
私の言葉に、彼は首を横に振り答えた。
「それが…マンションの管理人さんに千夏ちゃんが頼んで様子を見にいってもらったら君が倒れてたみたいで…そのまま救急車で運ばれてここにきたみたいだね。
管理人さんからその後千夏ちゃん達には連絡してくれたみたいで…千夏ちゃんからメールもらって自分も直接‥車でここまで来たんだ。」
ここまでの経緯を話す彼にようやく状況を飲み込みながら…はっ‥と息を呑んだ。
「今‥北海道に出張だったんでしょ?
しかも‥今日会議あったんじゃないの?」
安心するのも束の間‥事の重大さを把握する。
「うん‥。
先方には‥緊急な用事ができてでれなくなったと留守電には入れたけど‥何より急な事だったからすっぽかしたって感じなのかなあ?」
宗大は…すっきりした顔で呑気に話をしていたけど…現実は…。
―そう甘くは…
いかなかった。―

