トゥルルル…。
トゥルルル…。
トゥルルル…。
呆然と立ち竦む私の沈黙を破り…自宅の電話の音が部屋に響き渡った。
その音にビクビクしながら…自宅の電話を覗きこむと…ディスプレイの表示に千夏の名前を見つけ救いを求めて電話の受話器をあげた。
『もしもし…。千夏?』
最初に…私から切り出した言葉につなげて受話器から千夏の興奮した声が聞こえた。
現在 イギリス ロンドン 18:00~ イギリス ロンドン 千夏 live
『良かった!
成美…大丈夫!?』
受話器から私の声を聞くなり安堵の息をもらし彼女は声をあげた。
現在 日本時刻 03:00~日本 成美 live
『千夏!
なんだかおかしいの。
写真の中の私が薄く消えてるの!
しかも‥高校以降にとった私の写真が全て薄く靄がかかったみたいに消えそうなの!』
千夏の声に縋る気持ちで伝えた。
現在 ~イギリス ロンドン 千夏 live
『えっー!?
そうなの?
夕飯をうちの子に食べさせようとしていたら‥長男が“ママ!成美ちゃん!お化けみたい!”って言って写真を持ってきたから見てみたら成美の姿が薄く消えてたからこっちも気味が悪くて電話したのよ‥。
でも‥まさか高校時代を境に写真が変化しているとは思わなかったわ。』

