「一体…どーゆうこと…?」
再び…不安の再来に今日の出来事が反芻され“高森 千宗”の顔写真が浮かび私は、はっとして…閉まっていた全ての写真を引っ張り出してみてみた。
「どーゆうこと?」
写真を振り分けていた私は…奇妙な事に気づいた。
高校以前の写真の中の私は無事なのに…それ以降の写真の中の私は薄く消えかかっていたのだ…。
「どーゆうことなの!?」
頭を抱えつつ再度、写真立てを手に持ち見つめる。
カクガク…と身体が震えてくるのが分かる。
“高森 千宗”
私と同姓同名で生き写しの彼女‥橿原成美さんの高校時代に付き合っていた彼の顔写真が何度も頭の中で繰り返し浮かぶ。
私は‥デスクにゆっくり腰かけるとペン立てから…サインペンを取り出し写真立ての硝子に収まっている本蔵さんの写真の上にペンを走らせ…記憶の中の高森君がかけていた四角い眼鏡を描いた。
「… !?…」
私は‥絶句せずにいられない‥!?
四角い縁で形どられた即席の合成に私は…思わずその名を口にした。
「高森 千宗!?」

