私は身を乗りだし千夏の顔を覗きこむ…!


 「そーゆう!
 千夏ちゃんこそ…!
 最近綺麗になっちゃってぇ~!!
 おばちゃんは‥嬉しい!
 呑もう!?」


 全然さっきからウーロン茶しか飲んでいない千夏に気づきお酒を進めたが、首を横にふり…私はいらない…となぜかお酒を嫌がった。


 「つき合い悪いな!
 どうした…んっ!?」


 千夏の変化に気づいた私の口をいきなり彼女は…怖い表情で塞ぐと低い声で答えた。


 「…妊娠したの。」


 「はあ~!?」


 「しっ~!?
 声がでかい!?」


 千夏の突然の告白に私は…お腹の底から声をあげた。


 「誰の子?」


 「あんた…(汗)
 ホント失礼な奴ね…。」


 私の言葉に怒りマークを浮かべた彼女は再び言葉を連ねた。