「そっかあ…。
橿原さんの事親しげに下の名前で呼んでたしなんとなく橿原さんに似てたから橿原さんのお母さんかなって思ったんだよね。」
またまた再びギクッと体を疼かせながら額の汗を拭った。
「そ…そっかあ…!!
どうなんだろうね…!!」
なんて答えてもいいかわからないままひとまず私はただひたすら笑ってごまかす。
「事故の後遺症って辛いよね。
橿原さんも記憶失っちゃうし…。」
重々しい吐息をつきつつ高森くんはひたすら笑ってごまかす私に言葉を返した。
さわさわと木の葉が風になびく木立の中をひたすら歩く…。
こんなに木の葉の重なりあう音が耳障りに感じた事がないほど…沈黙のまま二人並んで歩く時間がもどかしく思えた。
「た…高森くんのさっきの占いの内容…なんだか気になるよね…。」
深刻な表情で黙々と歩く私に高森くんは苦笑いを浮かべた。
「そうだね…。
でも…占いは占いだよ。
まあ…最初の占いは当たってたと思うけどね。」

