LOVEナビ~恋愛queen学園奮闘記(不定期更新です)



 「そうそう…。

 相手がいてこそ成り立つのが…恋愛というものだ…。」




 うんうん…と頷き優しい表情を浮かべた易者のおじさんになんだか先ほど自分から受けた激しい怒りは絆されて胸の奥が軽くなった。




 今の私ならその意味は…よく周知できる。



 ついこの間までは…愛し愛される事…それこそが一緒にいる事だと考えていたのも事実だった。



 だけど近い距離にいくら一緒にいても…何度キスしても…何度体を重ねても伝わらないものはある。



 それを‥教えてくれたのは宗大だけだ。



 無償でもどんなに意味はなくても‥どんなに時間がかかってもどんなに邪魔されて諦めたとしても必ずどこかで出会い‥まるで互いの気持ちを組み合うように阿吽の呼吸で互いを支えあえるものなんだと‥。




 「私‥。

 今ならその意味わかります。」



 穏やかに笑う私の表情に易者のおじさんは満足気に頷き‥高森くんを凝視した。



 「これから君と一緒にシェアする大切な運命の相手と出会って‥君自身もきっと大切な何かに気づくだろう‥‥‥。


 そこに君の求めていた答えが在るはずだよ。


 頭で考えようとせず‥心で考えなきゃいけないように時は熟していくようになる。


 その時は‥自分自身で決断したらいい‥。」