やがてバスが停留所に停車し運賃を払ってひとまず外にでた私の手をいきなり引き走りだした彼の意表をつく行動に驚かされた私はそのまま彼の手に引かれて易者のおじいさんの前に二人揃って手を差し出した。
「占ってほしいんですけど………!!」
いきなり身を乗り出されて手を差し出されたのにさすがの易者のおじさんも意表を疲れ驚いていたが…やがていつもの穏やかな表情に戻り私達の手相を交互に見つめた。
「ほほーう…。
運命が引き合わせた二人のようじゃなあ…。」
「えっ…!!
それは…どーゆうことですか?」
占いのテーブルの両端をガツンッと強く持ち身を乗り出したのを横でみていた高森くんは私の腕をつかみ易者のおじさんは私の目の前に虫眼鏡を掲げた。
「もうすでに運命の歯車は回り始めとるようじゃ…。
でもこの歯車は1人じゃ回せない…。」
ニヤリと含み笑いをして…ゆっくりと椅子に腰かけるように手を差し出し合図したのに…私も彼もゆっくり椅子に腰かけた。

