「まじで?
超ウケるね!!」
14年前の私は両サイドの男子生徒と笑いながら何やら映画の話に花を探せているようで…こちらの様子に気づいてる様子はない事にひとまず安心し隣の高森くんの様子を見つめた。
彼の視線の先を確かめるように…真っ直ぐに昔の私を見つめていたのに再び激しく動揺する。
「あっ…!!
ちょっとー!!
結婚線すごいくっきり――!!」
焦りすぎの私は思わず声をあげて彼の気を逸らす筈だったのに…彼どころか私を含めた他の人も注目させてしまい周りからクスクスと笑い声が聞こえてきて高森くんも思わず顔を真っ赤にして頷いた。
「結婚だってさー!!
女の子可愛いのに男ダサくねえ?
あの二人があり得ないよな?」
「やだあ……!!
聞こえちゃうわよ……!!」
笑い声を含み私と高森くんを見ながら自分と両脇サイドの男子生徒の声がやたら耳につき腹ただしい感情を抱えた。
―――あんただよって!!
心の中で叫び飛ばすものの…この時代の浅はかな私の考えを身にもって知らしめられて私は自分に幻滅の感情すら抱えた。

