「あっ………。
そーゆうワケではないんだけど…なんていうかっ!!」
慌てて取り繕おうとした私は首をブンブンとこれ以上にない程降ったその行動にますます不安に思った彼は足早に病室へと進んでしまったので慌てて追いつき横に並んだ。
あっー。
後悔先にたたずだ…(泣)
なんて私こう役立たずなんだろー(泣)
自分の不甲斐なさにこれほど嫌気がさしてきた事ないよ―。
機転を利かして本蔵さんと高森くんのお母様を2人っきりにしてあげようって考えたけど裏目にでてしまい…逆に高森くんに不信感を煽ってしまった。
悔やんでいる暇もなく私は慌てて高森くんに併走するように横を歩く…。
結局…無言のまま病室に戻ってきた高森くんは病室から聞こえる楽しそうな笑い声にピタリと足を止めた。
「…誰か来てるの?」
その笑い声に何かを感じとった高森くんから尋ねられて渋々…無言で頷いた。
楽しげに笑うお母様の声と…もうひとつの笑い声にみるみるうちに険しい顔つきになり高森くんはいきなり私に花瓶を渡して扉を開けると中に防塵服を身につけて部屋の中に駆け込んだ。

