「素敵なお母様ね。
高森くんのお母様って……!!」
赤面したままずり落ちた眼鏡から…幼い眼差しだけどよく見つめられていた宗大の瞳が覗いていた。
―――今までの私のままでいいなら…過去に来ることなんてなかったけど‥今までの私でいることは私もきっと宗大も報われない…。
…今までとは違う生き方を見つけて私は未来と向き合うの!!!
「橿原さん………。
あ…ありがとう…。
なんか照れ臭いなあ…。
お…俺花瓶に水入れてお花をいけてくるよ。」
赤面したまま高森くんは…照れ笑いしてその場をいそいそと退散した様子を見送りつつお母様と目があい互いに微笑みあった。
「……あんな感じだけど‥根はとても寂しがりやなのよ…。
人にどう甘えていいかわからない…。
だから時々優しさも取り違えてしまったり…でもこれからは…橿原さんがいてくれるからきっと平気ね。」
「そんなとこあるんですね…。
優しいのはすごくわかります。
親切だし…でも確かに誰とも接触を避けて入るところはあるかも…。」

