「高森くんの事は、私に任せて下さい。」
自分にも言い聞かせながら決意を固めた。
「えっ………??」
突然の私の言葉に高森くんはあまりの驚きにまた花瓶を落としそうになってまたもや床スレスレで花瓶をキャッチした拍子に眼鏡がずり落ちた。
「うふふ…。
良かったわね…。
お隣さんにこんなよいお嬢さんが来てくれたなんて…。
こちらこそ…千宗の事よろしくお願いします。」
笑うと更に澄んだ瞳がまるでガラス玉のように潤みキラキラと光る。
なんだか周囲の空気すらも澄み切った様子につられて笑顔になった。
…私もこんな女性になりたい。
初めて…。
自分の中でなりたい人っていう人に会えた気がした。
「私…頑張ります。」
なんだか嬉しくてついつい意気込んでしまう。
「橿原さん…。
ど…どーしちゃったの?」
私の言葉に高森くんが声をかけた。

