そんな話題をしている間に…私達を乗せた車は目的地の総合大学病院に到着した。
「帰りは…どうする?」
私達2人を下ろした管理人さんは高森君に声をかけた。
「うん…。
大丈夫…。
母さんのとこによっていくつもりだから…。
先に帰ってていいよ!」
「そうかあ…。
気をつけて帰ってくるんだぞ…。」
管理人さんは…高森君の返答に頷きやがてクラクションを短く鳴らして帰っていくのを2人で見送った。
「行きましょう…。」
「うん…。」
短い会話を交わして総合大学病院の中へと入りロビーをぬけて…診察券を機械に通し受付に保健証を提出して待合い室に向かった。
「橿原さんも…おば様といろいろあったんだね…。」
待合い室に腰掛けた時…高森君の方から切り出された言葉に頷く。
「うん…。
初めて会った時に管理人さんともう1人男性がいたでしょう?
その男性の人が会った人が本蔵社長という人で…今日来たヒステリックなおば様のだんなさんみたい…。
ここで…入院してる時に本蔵社長の方から訪ねてきてくれて謝罪された時いろいろ経緯を話してくれたんだ…。
高森君…。
本蔵社長の事知ってる?」

