管理人のおじさんは…うーんと唸りバックミラーで私と宗大を交互に見ながら答えた。
「お前を引き取りたいそうだ…!
宗大坊ちゃんとしてだけどな…。
母さんには…話したのか?」
「昨日行ったらなぜか知ってて聞かれたんだ。
母さんは…俺の好きでいいっていってくれてるけど…このままじゃあ病院にあの人行っちゃうよね。」
二人の会話を聞きながらあのババアならやるだろうな…と内心思いながら…外の景色を眺めた。
「橿原さんにも…お見苦しいとこお見せしちゃってごめんね…。」
その様子を見ていた管理人さんは私を気遣い言葉をかけた。
「あっ…。
いえ…。
私こそなんか込み入った事情に立ち入っちゃってすみません…。
あの奥様ってお知り合いなんですか?」
当然…知ってはいたがあえて知らないフリをして話を合わせた。
「ああ…。本蔵コンツェルンの社長さんの奥様なんだよ…。あの通り気性の荒い方だから‥度々迷惑をかけるかもしれないけど…何かあったらすぐに自分に言ってね…!!」
管理人さんは…申し訳なさそうな感じで言葉を返して苦笑いを浮かべた。

