私の言葉にお父様は厳しい表情に笑顔を浮かべて話を続けた。
「当時は…複雑でしたが…逆にその結果が…彼女の本心を引き出す事になり真実と向き合えたと思いました。
自分は…彼女にその事を確認して彼女も自分に嘘をついた事を認めました。
自分は…妻との離婚を決意しましたが…彼女はそんな事をしたらまた…姿を消すというし…自分もあの時は必死だった…。
お恥ずかしい話だが…彼女に会えなくなる事の方が自分には重大な事にいつからかなっていて…だから離婚はしないという約束の代わりに…形だけでも思いを叶えて欲しいと自分が彼女に懇願し…それには彼女も応じその夜…二人とも結ばれた関係になりました。
しかしその後…妻が妊娠したという事が発覚して…そして彼女にもその後…自分の子供ができた事を打ち明けられました。
もちろん…妻は…半狂乱でしたが…彼女は一切の財産権を放棄し子供にも本蔵の姓を名乗らせないようにするといい子供にも自分が父親だという事は語らないという事で妻をなんとか納得させて…次の年…彼女は男児を出産しました。」
「じゃあ…その子が宗大さんの弟さん…。」

