宗大が…手を差し出したその手を掴み私達は並んでマンションまでの道のりを歩いた。
なんだか…不可解な現像に納得できなかったけど…今は…宗大との時間を大切にしよう…と思い直し横に並んで歩いた。
「…寒いね…。
成美とこのマンションで話した時も…こんな風に北風吹いてたね…。」
「そうだね…。
あの時も…宗大優しかったよね…。」
5年前の私達の思い出を話す。
「…また、会えるよね。
成美…。」
宗大が切り出した言葉に私は頷いた。
「だって…私達を迎えにきてくれるんでしょ?」
宗大の手を握り…彼の顔を覗きこんだ。
「そうだったね…。
それまでは…なんかあったらまた相談して…今度は俺がナビするから…。」
二人とも…刻々と近づくマンションに…この先の運命をかけた。
やがて…マンションのエントランスの前にたどり着いて中に一緒に入った。
管理人室でうたた寝気味の管理人さんは…入り口があいた音に気づき小窓から顔をだした。

