私は…慌てて自分のバックを確認して例の使い捨てカメラを取り戻した。
まさか…。
私は…最後の一枚しかとれない…使い捨てカメラの残数の数字を恐る恐る確認した。
「35・36」の表示されていた「・」の表示にカメラの目盛りは合わされていた。
こんな事が信じられるだろうか…。
私は…3時間後にこのカメラを使って過去に行く事になるのを過去からの物が証明してくれているという事実に私は戸惑い困惑した。
「…信じられない…。」
私は…ポツリと呟いてアルバムを見つめた。
「…あの子の母親が最後の日…これを君に渡して欲しいといっていたよ…。
このアルバムが君の手許に戻る時に役立ってほしいからとも言っていた。
受けとってもらえるね…。」
お父様は私から目をはなさずにその視線に…困惑した私は戸惑っていたけれど頷いた。
その様子にお父様は…顔の筋肉を緩め初めて綻ばせ笑顔を浮かべた。
「確かにお預かりします…。」
アルバムを抱きしめてお父様に微笑んだ。
「宗大が…迎えにきたら…行きなさい…。
その写真の場所に…。」

