お父様の掌の上に…私の左手を乗せ、またその上に宗大の右手を…そして彼の手の甲の上から…包み込むようにお父様のもう一つの掌をのせた。
「手を離しても決してあきらめないこと。
それが…ここで匿う条件だ…。
2人とも…約束できるか?」
私と宗大を二人を互いに見渡したお父様の言葉に強く宗大が頷き私も遅れて頷いた時だった。
…廊下から響く足音が近づいてきた。
宗大の腕の袖を掴んだ私に彼は気づき腰に手を回して自分の近くに引き寄せ微笑んだ…。
「大丈夫…。心配しないで!」
「ありがとう…。」
私は…宗大の言葉に安心して彼が差し出した腕に掴まりその足音の人物を待ち受けた。
やがて…その足音は予想通り病室の前で止まり扉をあけて中に入ってきた。
「宗大さん…!
何度も電話したんですよ!」
彼をカーテン越しに見つけるなりツカツカと圧倒されそうな見幕で近づいてきた隣に私をみつけ…更に顔つきが変わった。
「あなた!
一体どーゆうつもりなの!?」

