彼は私の手をギュッと握りしめた。
「警察の人から…他の人は…みんな避妊したっていうのを聞いたら…いてもたってもいられなかったよ。
単純かもしれないけどね…。
」
彼の言葉に…私は恥ずかしくて顔を赤らめて改めて彼に謝罪した。
「ごめんなさい…。」
彼は…また再び手を握りしめた。
「ねえ…。成美…。
俺…。そんなに頼りない?」
彼の言葉に私は首を横にふった。
「…これ以上迷惑かけたくなかったから…。
避妊しただけじゃあ…確かな証拠にはならないかもしれないし…あなたの子供じゃないかもしれないのにあなたが父親だなんて私には言えなかった。」
また涙が滲んで私を包む彼の手の甲に流れ落ちた。
「気づいてたよ…。
何時君に謝りたいと思い…マンションに行くたびに別の人の車でホテルにいくのを見かけたし…正直…後を追った事だってあったけど…助手席に座る君はいつも辛そうに見えた。
だから…別れ際他の人とは気持ちよかったかって聞いたでしょ?」

