「…それは…。
できません…。」
私は警察官の人に言われて慌てて首を横に振り拒んだ。
「できないとは…?」
警察官の人に理由を尋ねられて返答に困ったけど私は彼の事にはふれずに答えたつもりだったが…。
「いろいろな方とお付き合いしたのでわかりません…。」
「じゃあ…その方々のお名前を全てあげてもらえますか?」
結局警察官の人に言われ私は渋々…彼を含めた名刺の彼の名前を打ち明けた。
警察官の事情聴取に私が首を横に振りわからないの一点張りを続けたせいか今まで付き合った名刺の彼…全てに容疑がかかり聞き込み調査となった…。
結局、本藏さん以外は…避妊してもらっていた事が発覚し彼が身元引受人の重要人物として呼ばれるハメになる。
やがて…。
警察から連絡をうけ彼がマンションのエントランスに現れた。
私はその姿を…まともに見る事が出来ず赤い顔で俯いていた。
「あなたが…本藏宗大さんですか?」
「はい…。そうです。
成美の事でご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」
彼が悪い訳じゃないのに…彼は、警察にも小山田さん夫婦にも深々と頭を下げて謝罪した。

