「この…ドロボウ猫!?
子供ができたから別れろなんてよくいえたわね!!」
突然の出来事に…私は…頬を抑え呆気にとられていた。
「多佳子!」
遅れて入ってきたのは…なんと名刺の彼…圭一さんだった。
「ごめん…。
妻に話したんだ…。
子供ができたって事を…!」
「はあぁぁっ~? 奥さんいたなんて…聞いてないわよー!…っていうかあなたの子供じゃないし…!
だって…あなたって確か2週間前に…!」
…そうなったのよね~!と言いかけたところで…頭の中に先程の易者のおじさんの言葉が流れた。
“―「…うーん…。
とんだ勘違いから命に関わる大惨事になる兆候がでている相があるなあ。
…刃物類には気をつけた方がよいかもな…。」―”
悪い予感が…頭をよぎる…。
私は…後退りして奥さんをみた…。
奥さんの手許で何かがキラリ…と光る。
「キエテーッ!?」
その場にいた者達は…奇声の末光る物が何かを知り緊迫した状況を察知した…!
奥さんが…今にも私に飛びかかるのを圭一さんが背後から羽交い締め…管理人さんは…警察に通報。
私は…この場から退散しエレベーターへ逃亡した。

