易者のおじさんは私を椅子に腰掛けるよう促して…再び両手を引き寄せて二つの掌に刻まれた手相から鑑定しはじめた。
「あんたの持っているそのモテ運気で誰かの難を救えばよい。
…その為にはまずあんた自身がモテ運気に一切頼らない事だ…。
あんた自身は…自分の力で運命を切り開く再生の相が強くでておる事だし…モテ運気を捨て…自分の頭脳や才能を伸ばし…資格などにいかせば次第に道は開花する…。
しかしじゃ…モテ運気にあんたが頼った時…全てが元通りになる相も持ち合わせておるから今後…恋愛御法度の精神で違う人生を生きてみてはどうかな?」
易者のおじさんの言葉に私は…言葉も返せずに立ちすくんだ。
「そうすれば…どうなるんですか?」
私は生唾をゴクリと飲み込んだ。

