「さあてっと…。」
私は気持ちを入れ替えて公衆電話を離れようとした時…仲良くよりそいながら会社帰りのカップルが通り過ぎた。
「ねえ…ねえ!!
この駅の宝くじ売り場の近くに占い師の人いるみたいだから一緒にみてもらおうよ!」
「えっー!
俺…疲れてるから無理!」
彼氏の腕に手を絡ませ『えっー!!やだあ!みてもらおうよ!』…と前にもどこかで見たようなシチュエーションの会話を残し去っていくのを見送った私は慌てて時計を眺め…そのまま足早に駅の階段を降りて宝くじ売り場に直進した。
しばらくすると…宝くじ売り場のとこに…あの易者のおじさんを発見して私は迷わず颯爽と歩みより…易者のおじさんの前に立った。
「すみません…!占ってもらえませんか?」
なりふり構わず私は…手を差し出し鑑定を急かした。
「おっー。
あんた…5年前のモテ難の女性だねー。」
私の手をとって手相を見るなり易者のおじさんは語り始めた。

