男はもういいのだ。

口だけの馬鹿ばかりだし。

いや、私のまわりには
そんなやつしかいないからか。

なにを考えてるかわからない生き物。

分かりたくもない。

私はいつからかそう思うようになってしまった。

ただ―

その心を乱す人――

あなただけ。

あぁ。
やはり人は愛というものからは
逃げきれないのだろうか。

懲りずに人を愛してしまう。
何度でも。
何度でも。

自分は愚かだと思う。

たった一人に惑わされるなんて。