「由美香…あのね…」



私は今までのことを全部由美香に話した。



「和哉さー、まだあさみのこと好きなんじゃない?」


「そんなわけ…」


そんなわけない。


別れたときも、あのときも、和哉の目は冷たくて。


でも、保健室では優しい目をしていたな…



「何か理由があるんじゃない?」


「理由…」