5人で帰る途中。

突然咲太が何か思いついたようにみんなに言った。

「なぁ、これからみんな暇!?」

「おー、暇だけど。」

「どうした、咲太?」

大昂と玲男が興味深く反応する。

「僕も大丈夫だよ。惣介は?」

「僕も暇ですけど・・・」

伊乃と惣介も言った。

「私のお気に入りのお店があるんだけど、今からみんなで行かね?」

「おー!俺行く~♪」

「オレも!」

「僕も行く!」

「じゃ、僕も」

みんなノリがいい。

「じゃ、決定な!みんなで話したい事も沢山あるし!」

レッツゴーとか何とか言いながら大昂のテンションも上がってきたようだ。










おしゃれでレトロな雰囲気のその店は、看板に「CAFE Alice(カフェアリス)」と書かれていた。



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