そうこうしているうちに学校に着いた。
少し早く学校に着きすぎたせいか、来ている生徒はまだまばらだった。
来ている人たちはうろうろと歩いたり空いている場所に座ったりしていた。
伊乃もどこか落ち着ける場所はないかと少し歩いてみた。
すると・・・ドンッと誰かにぶつかってしまった。
飛ばされたのはもちろん背が低く体重の軽い伊乃だ。
「いった・・・」
「すいません、大丈夫ですか?ボーっとしてたもんで・・・」
「あ・・・いえ、こちらこそすみません。」
手を借りて何とか立ち上がると、そこに立っていたのは黒い髪に高い背、整った顔立ちの超美少年だった。
名札の色で同じ1年生だと分かった。
友達第1号にする大チャンスだ。
なんとか会話を繋げる。
「あのっ、僕、小崎伊乃!良かったら、玄関開くまで一緒に話さない?」
「・・・いいですけど。僕は河野惣介(かわのそうすけ)です。」
クールで大人しい惣介と明るい伊乃は良いコンビで、すぐ仲良くなった。
すぐに時間は過ぎ、玄関が開かれてクラス発表の紙が貼り出された。
この学校は3年間クラス替えがないので、クラス発表は入学式の1回きりだ。
せっかく仲良くなれた惣介と離れるのは寂しいと伊乃は思ったが、人数が多いせいでクラスは全部で6クラスだ。
離れても仕方ない。
「えぇーっと・・・僕C組だ!惣介くんは?」
「・・・僕もC組です。」
「ホントだ!やったぁぁ~!」
初めて出来たまともな友達と同じクラスだった。
伊乃は嬉しくてたまらなかった。
「惣介くんのこと惣介って呼んでもいい!?」
「えぇ、いいですよ」
こんな会話をしていると、後ろから騒がしい声が聞こえてきた。
少し早く学校に着きすぎたせいか、来ている生徒はまだまばらだった。
来ている人たちはうろうろと歩いたり空いている場所に座ったりしていた。
伊乃もどこか落ち着ける場所はないかと少し歩いてみた。
すると・・・ドンッと誰かにぶつかってしまった。
飛ばされたのはもちろん背が低く体重の軽い伊乃だ。
「いった・・・」
「すいません、大丈夫ですか?ボーっとしてたもんで・・・」
「あ・・・いえ、こちらこそすみません。」
手を借りて何とか立ち上がると、そこに立っていたのは黒い髪に高い背、整った顔立ちの超美少年だった。
名札の色で同じ1年生だと分かった。
友達第1号にする大チャンスだ。
なんとか会話を繋げる。
「あのっ、僕、小崎伊乃!良かったら、玄関開くまで一緒に話さない?」
「・・・いいですけど。僕は河野惣介(かわのそうすけ)です。」
クールで大人しい惣介と明るい伊乃は良いコンビで、すぐ仲良くなった。
すぐに時間は過ぎ、玄関が開かれてクラス発表の紙が貼り出された。
この学校は3年間クラス替えがないので、クラス発表は入学式の1回きりだ。
せっかく仲良くなれた惣介と離れるのは寂しいと伊乃は思ったが、人数が多いせいでクラスは全部で6クラスだ。
離れても仕方ない。
「えぇーっと・・・僕C組だ!惣介くんは?」
「・・・僕もC組です。」
「ホントだ!やったぁぁ~!」
初めて出来たまともな友達と同じクラスだった。
伊乃は嬉しくてたまらなかった。
「惣介くんのこと惣介って呼んでもいい!?」
「えぇ、いいですよ」
こんな会話をしていると、後ろから騒がしい声が聞こえてきた。