「玉木..?」

「ごめん、泣かせて。ただ"好き"って言ってほしかっただけなんだけど、ごめん。」

「ぁ..」

どうして、気づかなかったんだろう。

言われてみれば、私は今日初めて玉木に好きと言ったのだ。

つまり、今日までは一度も言っていない。

「言ってくれればよかったのに..」

「そんなの言わせるみたいで、嫌だった。」

私は何て馬鹿なんだろう。

こんなに玉木を不安にさせて。

玉木は私の気持ちをちゃんとわかっていると思っていた。

けど、実際それは思い込みだった。

ごめんね、玉木。