「また見てるんだ。」
そう、声をかけられた。
ほらね。
やっぱり今日も来た。
「玉木..」
"玉木"という名の彼は、よっ、と言って片手を挙げると、私の隣に腰を下ろした。
なんだかんだで、これがいつものことになってしまっていた。
事の始まりは多分、私がいつも通りに景色を見ていたときに、
「好きなの?そこから外見るの。」
そう玉木に話しかけられたときだろう。
あれから、何故か玉木は毎日のようにここに来るようになって、今に至る。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…