パアンッ!
静かな部屋に乾いた
音が響いた。
は?
音の原因は愛梨が俺を
ビンタした音で…
正直俺はパニクった。
愛梨は泣きながら
「最っ低!!」
と言って出て行った。
ぼーぜんとしてる俺を
差し置いて。
はぁ!?
この俺様を!!?
シバいた??………
……………マジかよ。
あんだよ…
そんなに嫌なんか。
あんな拒否られたん
初めてやし?
フッ…クックッ
いてて。なんか笑いが
込み上げてくるわ
上等やんけ!
絶対オトしたるわ。
にしても、ムカつくわぁ
この俺様を、やと?
何があっても虜に
したんねんっ



