「もっとシャキッと


しなさい!ウザいっ」


バシッ


「いーたーいー」


背中がヒリヒリするじゃ


ないか。


もう、華奈は酷いなー


相談しても、


「んなもん知るか。


勝手にやりなよ、色恋沙汰


は華奈には関係無いし」


って捨てられたし…。


まあ、それでこそ華奈


なんやけどさー


なんつーか、もっとこう


親友としてお悩み相談所


ぐらいは開いてくれても


いいんじゃないか。と


思うんやけどね~(¬з¬)


「愛梨チャン♪」


「ふえ?」


おお、雄一君じゃないか。


「最近しんどそうやね、


大丈夫?」


そんな分かりやすいんか…。


「うん、全然大丈夫♪」


こんな事ぐらいで、


周りに対する態度までは


変えへんよ!大丈夫っ


「そうか?


あんさ、愛梨チャンを


こんな悩ませる瞬はマジで


許せねーけど、やっぱ


俺がとやかく言う権利は


ねぇからさ…。


相談とかなら聞くで??


いつでも言ってや?」


「…気持ちだけで十分やで。


ありがとうな(^^)」


見ろ、華奈っ!


これが友達の見本や!


うちは、華奈にもこんぐらいは

言って欲しいと思…


って、おらんし!?


いつの間に、どこ行ってん


あの方は…


「んーな、寂しい事


言うなよぉ。あ…でもさ、


愛梨チャンが思てる以上に


瞬は愛梨チャンを想ってるで?

冷たい様に見えるけどさ。


アイツ、他の女子と


同じように愛梨チャンを


扱ってるつもりやろうけど


所々ボロ出とるし(笑)


きっと、心の中では


愛梨チャンは『特別』に


なってるんちゃうかな?」


雄一…


「まー、んなこと俺は


知らんけどな?俺、瞬じゃ


ねーし♪♪


て事で、愛梨チャン古典の


宿題見して欲しいなっ」


ガクッ


良いこと言っても


やっぱり雄一は雄一やね(笑)


「ねぇ、雄一ぃ。


宿題なら私が見したげるよ?」

お、お前誰だ?


「わりっ、いんねーわ。


愛梨チャンに借りる事に


意味があんだよ。


でも、さんきゅなっ」


ん??


誤解招く言い方はやめよーねー(^^;)


でも、そうやな!


プラス思考にいこかっ


雄一、ありがと♪