リビングにある大きなソファーに座ると、半裸の澪を見上げる。
濡れた黒い髪はカラスの羽みたいに艶があって澪をより妖艶に見せていた。
締まった体は見事の一言だし。
生で腹筋が仮面ライダーになってる人を私は初めて見た。
ってゆうかお父さん以外の人の体なんてあんまり見たことないけど…
あっ、ケイがいたか!
澪は冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すとゴクゴクと飲む。
口から垂れた水が妙に色っぽく見えて私は目をそらした。
そんな私に気づかない澪はペットボトルを口から離すとじっとこっちを見つめ。
「……お前あいつに似てるんだよな」
―――そう低く澄んだ声で呟いた。

