教室に戻り、辺りをぐるりと見渡すがすでにみんなの鞄はなく…
彼等は迷いなく私を置いて帰ったらしい。
風紀委員という名目で私を振り回しといて、用が済んだらほっぽらかすなんて自由過ぎる奴ら…
半ば呆れながら自分の鞄を手に取り、寮へと帰ることにした。
もう今日は一日精神的にも肉体的にもかなり疲れたから、帰ってお風呂に入ってご飯を食べてゆっくり休みたい。
できれば本でも読みながらゴロゴロ寝転がったりとかいいな。
それからテレビも見たいなぁー。
けど湯上がりにリビングでテレビを見るのはちょっとつらいかな。
みんないたら嫌だし…
うーん、けど悩む。
そんな小さな楽しみを頭に浮かべながらテクテクと寮までの道を歩いた。

