特進クラスは3階に上がってすぐに見える場所にあった。
このクラスで良かったと心から思える。
方向音痴な私でもちゃんと毎日辿りつけそうだから…
「ありがとうございました。
じゃあまた寮で…」
お礼を言ってクラスに入ろうとすると、腕をぐっと掴まれた。
「まさか、貴様…
俺をなめているのか??」
どうやらとてもご立腹らしくこめかみの辺りがぴくぴくと動いている。
「あの…なめてませんけど。
何が気にくわなかったんでしょうか?」
「俺も同じ特進クラスに決まっているだろう。
何がまた寮でだ!!」
「ゲッ……」
思わずでるうめき声に近い言葉。
「上野…
お前の明日の朝食はミニトマトだけだからな。」
捨て台詞を残すと、呆然とした私の腕を離して教室へと入って行った。

