「知っている。 昨日ケイから聞いたからな。 それより早く着替えろ上野遅刻は許されないぞ」 「…はあ」 生返事を返した後、2階の自分の部屋へと上がった。 時計に目をやると針はすでに8時を指していて、慌てて霧ヶ峰の黒い学ランに袖を通すと。 濃い茶色の髪を軽くワックスで流して、かばんを持つとドタドタと走って家を出る。 みんなもう家を出たのかな? そんなことが頭を過ぎったけど、編入初日から遅刻するわけにはいかないからそのまま学校へと向かった。