お姫様は王子様を演じてる



リビングに残る二人が気になりながらも…精神力を使い果たしたせいか睡魔には勝てず…



部屋に入った後は、着替えてすぐ泥のように寝てしまった。



…―――段々と見えて来る馬車馬のように澪にこき使われる私…



『オラオラ!働け!』



『ヒヒィンー勘弁くださいヒヒィン―…』



『黙れ!この牝馬が!』



「イヤー、もう鞭は止めてくださいっ」



そう叫んでガバッと飛び起きた…



何!?今の悪夢…
明日からの不安が…どうやら心にものすごい負担をかけているらしい。



夢の中でまで私を罵るなんて侮れない野郎だ。



何度か飛び起きるのを繰り返し、やっとのことで悪夢から解放されて、フワフワしたまどろむ時間を楽しんでいる時、耳元で煩いくらいの大声が響きだして現実に引き戻された。