お姫様は王子様を演じてる





肩を落とし、がっくりとうなだれる私を見て、部屋を包む空気はどんよりと暗くなっていた。



「真琴…生きることを諦めちゃだめだよ」



そう言って、哀れんだような視線を私に向けながら口元にささやかな笑みを浮かべる悠斗。



重い…言葉が重過ぎる…



「真琴、今はつらくても明日は希望でいっぱいだからな…」



ケイはそう言いながらも私と視線をまったく合わさない。



どんだけつらいことされるの私?



「上野!!
試練を乗り越えてこそ男だからな!!」



兵藤、眼鏡をさっきから必要以上に直してるけどもしかして動揺してる?



みんなの反応から、とりあえず自分が非常にまずい状態なのがわかる。



“ババ抜きがやりたい”なんて二度と口にしないと固く心に誓いながら澪からの判決を待っていた。