…―――私の心境に合わせたかのように、終わりが近いという雰囲気が部屋の中に流れ始めた。
ん?
視線を感じて、辿って見ればアフリカンアザラシが私の横の春菜をじっと見つめている。
春菜もその視線に気づいて小さく『あっ』と言うと、お手洗いに行くと言って席を立って行った。
その後を追うようにぞろぞろとアフリカン達も出て行く。
これが世に言う“連れション”なるものですか…
女性陣が居なくなった途端あちこちから重たいため息が洩れた。
「まじ、合コンだるいー」
フワフワの髪を指にくるくると絡ませながら言う悠斗。
いや、悠斗主催でしょ?
だるいならやるなよ…
「だるいよなー、しかも俺ガキに興味ないんだよねー」
ケイは苦笑しながら悠斗に言葉を返した。
一番楽しそうにしてたじゃんか!
謝れ!アザラシに謝れ!
「そんなことより、彼女達の身体が心配だ。
紫外線の恐ろしさを理解していない!!
日光浴が健康にいいなんて時代は終わったんだ!!」
兵藤…とりあえず、お前は黙ってろ。

