「悠斗…あの…」
「はい、話しは以上です」
「僕、質問があるんですけど?」
「却下ー。
質問、疑問は受け付けませんー」
えっ、何この暴君?
「一応僕にも聞く権利はあると思いますけど…」
「うるさい、真琴は黙って言うこと聞いてくださーい」
ムカつく…
すっごいムカつく…
殴ってやろうかな?
いいよね?
一発くらい殴ってもいいよね?
私の殺気に気づいたのか悠斗は急に瞳をウルウルとさせた。
「殴るの…僕を殴るの…」
上目遣いの瞳ウルウル攻撃に私はすっかり戦意をそがれてしまう。
畜生…あの性格をもってしても可愛いすぎる…

