お姫様は王子様を演じてる




「大丈夫ー、ただ座ってればいいから」



嘘だっ!合コンがそんな簡単なものだなんて聞いたことない。



むしろ戦場だ…
戦術や武器をフルに使って戦う。



……それが合コン。



って前の学校の女の子が言ってた。



「絶対、行かなきゃ駄目ですかね?」



私の逃げ腰な言葉に悠斗の表情がみるみる変わっていく。



愛くるしい顔は、いつの間にか般若のようになっていた。



「駄目に決まってるでしょ?
メンバーは五人、僕とケイと一樹と真琴。
プラスこのクラスの誰か一人って決まってるんだから」



うわっ…
ますます行きたくなくなるメンバーだ。



「え―――、嫌だなぁ」



「真琴が何て言おうと首根っこもぎ取ってでも連れてくからね…」



悠斗、もぎ取ったら首無くなっちゃうよ…?



胴体と頭がバラバラの人連れてってもホラーなだけだから。



せめて首は掴むぐらいにして下さい。